他の紹介会社を経由して面接を受けていた30代前半男性

30代男性

この方は、新卒時に入社した調剤薬局で3年間経験を積んだ後、さらなる薬の知識やスキルアップ、キャリアアップを目指し、別の調剤薬局に転職をしました。しかし、転職によって業務量と年収が増えたものの、業務の質はあまり変化していないように感じられたこと、残業代を含む年俸契約をしていたために業務量と残業時間がどんどん増えるのに対し入社後は年収があまり上がらなかったこと、現職の先輩社員などを見てもこれ以上勤続することでのキャリアや年収の向上に期待できそうになかったことなどに不満を感じるようになり、転職活動を開始しました。

他の紹介会社から多数の薬局の求人を紹介されましたが、この方の年収がこの時点で650万円ほどあり、残業代を含んでいるとはいっても30代前半の薬剤師さんとしては高い水準であったため、なかなか希望の転職先が見つからず、転職活動は難航していたようです。

業務内容の質やキャリアの将来性を求めると年収が大幅に下がってしまうし、年収を求めると業務内容やキャリア展望は現職と同じような感じになってしまう上に別に現年収から大幅に年収が上がるわけでもない、という問題が浮き彫りになり、転職活動を諦めかけていました。

私がこの方から相談を受け、現職の状況とご本人の希望を伺ったところ、この方は現時点で月に80時間以上残業しているため年収650万円といっても時間単価は新卒の薬剤師さんとあまり変わらないこと、現職の長時間労働は主に人員不足の穴埋めのために発生していること、この方自身は労働時間が長い事そのものが不満なわけではなく、長時間労働が単に人手不足の穴埋めのためで発展性がなく、年収増や将来的なキャリアアップに期待できないのが不満であること、がわかりました。

この方の場合には、経験と向上心があり、その上勤務曜日等の制約がなく長時間労働を苦にしない薬剤師であることが非常に大きな強みなのですが、その強みをこれまでの担当キャリアコンサルタントがあまり理解していなかったか、担当キャリアコンサルタントがその強みを高く評価してくれる薬局を見つけられなかったことが転職活動が難航した原因だと考えられます。

私は、この方にいくつかの薬局をご紹介し、3社ほど面接を受けていただきました。3社とも、人員不足の穴埋めではなく業務拡大のために経験と向上心とタフさを兼ね備えた薬剤師さんを求めている薬局でしたので、この方は高い評価を受けて現職以上の年収提示を受けました。そのうちの一社では年収780万円で幹部候補として入社し、その後も管理職に昇格すれば更なる昇給が見込める、という破格の条件が提示されその薬局に入社を決めました

現在は、各店舗を周り他の薬剤師の方を指導しながら新店の立ち上げなども行い、幹部社員として社長からも絶大な評価をされ、他の薬剤師の方からも頼られる、会社にとっていなくてはならない存在となっているそうです。

この方のように、薬局や病院などに対して、どこも同じように感じられてしまうという薬剤師の方は多くいらっしゃいます。確かに、同じ人が同じ地域で同じ業種に転職する以上、なんとなく転職活動をしてもそう簡単に良い条件の転職先は見つかりません。その方の強みを理解し、その強みを高く評価してくれる転職先を紹介することが重要です

この方の場合でも、破格の年収提示が出たのはこの方の面接での評価が高かったことが主な理由ではありますが、それだけではここまでの提示が出ることはまずありません。この薬局では店舗の処方箋枚数が好調であることに加え、在宅業務に本格参入する話も出ていたため、土日や遅い時間でも対応可能な薬剤師さんを強く求めていて、そのような薬剤師さんが入社してくれればすぐに事業を拡大できる状況だったこと、この薬局の社長が、相場に関係なく活躍してくれる薬剤師さんには活躍に見合った給与を支払う、という方針の方だったこと、もこの方に高い年収提示が出た理由として重要だったのです。

弊社のキャリアコンサルタントは、ただ漫然と近いエリアの薬局を紹介するだけでなく、薬剤師さんの現状やご希望を伺った上で人材としての強みを理解し、その強みをより高く評価してくれる転職先をご紹介します。ぜひ、積極的にお問い合わせください。