薬剤師求人サイトの求人数の謎

薬剤師の求人サイトや転職エージェントを比較する場合に「求人数」に着目する人も多いですが、実は薬剤師の転職において「求人数」にはあまり意味はありません

求人サイトによっては5万件とか10万件と書かれているケースもありますが、コンビニよりも多いと批判されることの多い調剤薬局の数も最新の衛生行政報告例の概況において57,784ヶ所とされています。もちろん全ての薬局で薬剤師を募集しているわけではありません。では数万件とされる求人数は一体何を意味しているのでしょうか?

考えられるのは以下の様なパターンです。

  • そもそも複数のエージェントの求人を掲載しているために、ほとんどの求人は実際には同じ事業所の求人で、重複してカウントしている
  • 以前掲載した求人をそのまま掲載しつづけている
  • 正社員でもパートでも派遣でも欲しいといった場合や、パートでシフトが違う場合でも全て別々に求人を作成している

ではどのように求人数を解釈すればよいのでしょうか?その答えは「薬剤師の求人サイトや転職エージェントの質は求人数では判断できない」ということです。そもそも、薬剤師の転職において「求人」という概念はあまり有効ではありません。薬剤師の場合には、ホワイトカラーのように求人サイトで求人を探してきて転職するということは少なく、専任のキャリアコンサルタントがついて薬剤師を必要としている事業所を探します。今どの事業所が薬剤師をどの程度必要としているか日々刻々と変わりますし、提示できる条件も働き方によって大きく異なるので、いくら「求人」があっても本当に良い仕事を見つけるためには個別に確認していく必要があります

ファーマキャリアでは、希望されるエリアが狭い場合には該当するエリア全ての事業所の最新情報を確認しますし、希望されるエリアが広くて該当する事業所が数千件ある場合には担当のキャリアコンサルタントが過去の経験・知識に基いてマッチするであろう薬局・病院をリストアップした上で、個別に交渉します(詳しくはサービス説明をご覧ください)。ここでよい条件を引き出すために必要なのは、個々の求職者に合う薬局・病院をリストアップするための経験・知識と交渉力であって、「求人数」ではないのです。特に事業所の多い首都圏では重要になります

もちろん既存の求人が多く存在すること自体は悪いことではありません。しかし、求人数が多いことを一番のアピールとしている求人サイトや転職エージェントはキャリアコンサルタントの質にはこだわっていないかもしれません。今話しているキャリアコンサルタントに疑問を感じたら、是非ファーマキャリアまでご相談ください

薬剤師の求人サイトや転職エージェントを比較する場合に「求人数」に着目する人も多いですが、実は薬剤師の転職において「求人数」にはあまり意味はありません。求人数で求人サイトや転職エージェントを選ぶのではなく、キャリアコンサルタントの質に注目することが大事です。

生き残る薬剤師になるために最も重要なこと

医薬分業率も既に70%まで上昇し、6年制の薬学生も続々と市場に出てきている昨今、「薬剤師バブルが終わりつつある」という意見を目にする機会が多くなってきました。その中で、「生き残る薬剤師」というフレーズが多用され、薬剤師さんからも「生き残る薬剤師になるためにはどうしたらいいのか」というご相談をよくいただきます。さて、「生き残る薬剤師」になるために必要だと言われているスキルは『在宅』『コミュニケーション能力』『薬学知識』『OTC販売』など様々ですが、最も重要なことは何なのでしょうか。

私は、生き残る薬剤師になるために最も重要なことは、「薬剤師さん自身の心身をできるだけ健康な状態に保つこと」だと思っています。新しいスキルを身につけるにも、身につけたスキルを実務に活かすにも、市場の変化に付いていくにも、体調が悪くては思うようにいかないからです。

こうして書くと「健康に気をつけるなんて当たり前だ」と思う方が多いと思いますし、実際にご相談いただいた薬剤師さんに「長く活躍するためには何よりも無理しすぎないことが大事ですよ」とお伝えしても、皆さんあまり熱心に聞いてくださいません。しかし、勤勉な方が多く、業界全体として人出不足でもある薬剤師さんの世界では、つい無理をしすぎて心身の健康を保てなくなる方が珍しくないのです。

特に、大学や就職先などで「そろそろ薬剤師バブルが崩壊する」「薬剤師資格があるだけでは生き残れない時代になる」と、強いプレッシャーをかけられてきた若手薬剤師さんや、働き盛りの中堅薬剤師さんにその傾向が強いように感じます。

私が過去にお話した若手薬剤師さんにも「生き残る薬剤師にならなければ」という気持ちで無理をして日々ハードワークと自己研鑽に励み、ついには心身に不調をきたして長期休業したり、お仕事をペースダウンせざるを得なくなった方が何人もいらっしゃいます。

せっかく「生き残る薬剤師」になるためにスキルを磨いて頑張ってきたのに、その頑張りによって体を壊してキャリアアップもスキルアップもできなくなってしまうというのは本末転倒で、絶対に避けるべき事態でしょう。

もちろん、若くて体力があるうちに頑張ってスキルを磨くというのは、中長期的なキャリアを形成する上で非常に重要なことではあります。ただ、「薬剤師さん自身の心身を健康な状態に保つ」ことができなければ、中長期的なキャリア形成どころか働き続けることすら難しくなってしまうのです。

まだまだ薬剤師業界は人手不足ですので、忙しい薬剤師さんが多いと思いますが、心身の不調や強い疲労を感じたら無理せず早めに休むようにしてください。もし、どうしても現職でそれが難しいということでしたら、転職をお考えになった方がよいと思います。

弊社キャリアコンサルタントが薬剤師さんひとりひとりのキャリアプランやライフスタイルを考慮しつつ、少しでも心身への負担を減らせるようお手伝いいたします。お気軽にご相談ください。

「生き残る薬剤師」になるためにはどうしたらいいでしょうか。いろいろな経験やスキルなど挙げればキリがありませんが、一番大事なのは自分自身が健康であることです。体を壊してしまってはキャリアアップもスキルアップもありません。人手不足の薬剤師業界だからこそ、心身の不調や強い疲労を感じたら無理せず早めに休んでください。どうしても現職では難しければ転職を視野にいれるべきだと思います。

働いている薬局がM&Aされるとどうなるの?

近年、薬剤師さんから、「転職先はM&Aされない薬局がよい」とか、「今の勤め先が買収されそうで不安」というお話をよく聞きます。しかし、そもそもM&Aとは何か、どういう薬局がM&Aされにくいのか、そしてM&Aされるとそこで働く薬剤師さんにどのような影響があるのかなど、具体的なことまでは知らない方も多いようです。

そこで、今回はM&Aについてのよくある疑問や誤解についてご説明します。

【そもそもM&Aって何?】

M&A(エムアンドエー)とはMergers and Acquisitionsの略で、企業の合併と買収という意味です。薬剤師さんが「勤め先がM&Aされる」という場合には、「勤め先が買収される」という意味で使われていることが多いようです。

【小さな薬局はM&Aされやすい?】

「M&Aされる」「買収される」というと、「大きなチェーンに小さな薬局が無理やり買収される」というイメージを持つ人が多いようですが、そのイメージはちょっと間違っています。確かに、企業買収は大きな企業が自社より小さな企業を買収することが多いので、小さい薬局の方が買収される可能性は高いと言えます。

しかし、大手を除くほとんどの調剤薬局は基本的に株式を公開していないオーナー企業なので、大手の薬局にいくらお金があっても買収先の経営者の意図に反して強引に買収するということは困難です。
小規模な薬局でも、経営者が売ろうとしない限りはまず買収されないのです。

【大手の薬局ならM&Aされない?】

前述の通り、企業買収では大きい企業が小さい企業を買収することが多いので、どちらかと言うと大手の方が買収される可能性は低いと言えます。しかし、大手の調剤薬局であってもM&Aされないとは限りません。調剤薬局やドラッグストアとしては業界大手でも、他の業界にはもっと規模が大きい企業がたくさんありますので、それらの企業にM&Aされる可能性があります。

実際に、調剤薬局やドラッグストアの業界でも、流通・小売系の大手企業や商社などが影響力を強めてきています。また、会社丸ごとのM&A以外にも、大手の薬局が事業戦略の都合などにより一部の店舗のみを他社に売却したりすることは珍しくありません。近年では、業界の準大手同士が合併して一気に最大手の一角を狙う大規模合併も増えています。大手の調剤薬局やドラッグストアで働いていても、M&Aされないとは限らないのです。

【勤め先がM&Aされると従業員はどうなるの?】

「自分の勤め先がM&Aされる」となれば不安に感じる方がほとんどだと思いますが、実際に勤め先がM&Aによって買収されたら、働いていた薬剤師さんたちはどうなるのでしょうか。「給与が下げられるのではないか?」「辞めさせられるのではないか?」と心配する方が多いですが、実際にクビになったり給与が大幅に下げられたりするケースは少なく、多くの薬剤師さんは買収された後も買収以前と概ね同じ条件で働き続けています

企業や店舗を買収したからといって買収先の従業員をむやみに解雇したり給与を大幅に引き下げたりすれば法的な問題が生じる可能性がありますし、そもそも調剤薬局は大手も中小も基本的に薬剤師が不足気味な状況なので、買収された側の調剤薬局の薬剤師が退職しないよう配慮する傾向があるのです。これまで同地域の同年代の薬剤師さんと比較して極端に良い条件で働いていたような場合には、将来的に雇用条件の変更を突きつけられるかもしれませんが、それでも買収から数年間はそのままの条件で働けることがほとんどで、中には買収されたことによって店舗の設備やシステムが刷新された、福利厚生が向上した、キャリアパスが豊富になったなど、メリットを感じている人もいます。

ただ、買収によって社風や人間関係などが変化してしまう可能性は高いですし、「のんびりした薬局だったのに大手に買収された後は在宅業務を開始して忙しくなった」とか、「他店舗へのヘルプを求められるようになってしまった」とか、不満を感じる人も少なくないようです。

買収される会社によっても社風や買収時の待遇、その後の働き方などは違いますので、「現職が買収されることになってこの先どうなるのか不安だ」という方は、是非弊社のキャリアコンサルタントにご相談ください。買収される予定の会社の社風や、過去にその会社に買収された薬局の薬剤師さんの待遇はどうなったかなど、弊社が把握している情報をお伝えいたします

小規模な薬局だから買収されるということも、大手の薬局だから買収されないということもありません。「給与が下げられるのではないか?」「辞めさせられるのではないか?」と心配する方が多いですが、勤め先が買収されても概ね同じ条件で働き続けています。とはいえ、社風やその後のキャリアなどは会社によって違いますので、お気軽にご相談下さい。

東京で給与を上げるにはどうしたらいいの?

東京の薬剤師さんが転職で給与をあげるための最大のポイントは、「やる気とスキルの両方を持つキャリアコンサルタントと転職活動をすること」です。

東京を含む首都圏や大阪などの大都市は新卒や若手の薬剤師さんが非常に多く、薬剤師さんを雇う側としては安くて質が良い労働力を確保しやすい地域なので、薬剤師さんの給与の相場は低くなっています。
とは言え、東京でも、立地や営業形態、業務内容や事業の状況などによっては人出不足で困っている薬局がしばしばあります。

また、薬局ごとに給与制度や評価基準が違うため、経験重視の薬局もあれば勤続年数重視の薬局もありますし、中には年齢や経験よりもとにかくやる気重視の薬局もあり、同じ薬剤師さんを紹介しても薬局によって提示される給与はかなり違います。

ですから、薬局の募集状況や給与制度と、薬剤師さんの人柄や経験や諸条件がうまくマッチすれば、東京でも高い年収が提示されるのです。実際に私たちがご紹介した薬剤師さんの中にも、転職によって東京で大幅な年収アップを実現した方が多数いらっしゃいます(こちらの転職事例も合わせて御覧ください)。

しかし、無数に薬局が存在する東京で多くの薬局のタイムリーな募集状況や評価基準の違いを調べ、採用担当者と条件交渉を行い、好条件の内定を取得するのは簡単ではありません。薬剤師さんご自身で上記のように多くの薬局の情報収集や条件交渉を行うのは時間や手間がかかりすぎて難しいですから、紹介会社を利用してキャリアコンサルタントに代行してもらうのが効果的なのですが、ここで「やる気とスキルの両方を持つキャリアコンサルタントと転職活動をすること」が重要になってくるのです。

キャリアコンサルタントにとっても、薬局数が多い東京などの大都市では各薬局の情報収集をするだけでもかなりの手間と時間がかかりますし、相場が厳しい中で給与アップを目指すとなるとなおさら大変です。だからこそキャリアコンサルタントには手間や時間を惜しまずに大量に情報収集を行うためのやる気と、大量に収集した情報を有効活用して好条件に結びつけるためのスキルの両方が必要で、両方が揃って初めて東京での給与アップが可能になるのです。

「やる気とスキルの両方を持つキャリアコンサルタント」と聞くと、そんなの両方持っていて当たり前だろうと感じる方も多いと思いますが、大変残念なことに、人材紹介の世界ではやる気もスキルもないキャリアコンサルタントは決して珍しくないのです。それどころか、やる気かスキルのどちらかでも持っていればまだ良い方で、両方を持っている者は少数派といってよいでしょう。

やる気のないキャリアコンサルタントは、薬剤師さんが東京での給与アップを希望すると「やっぱり東京ですから、600万円は無理ですね。500万でも相場よりは高いくらいですよ」という具合に安易に妥協を促してきますし、それでも妥協しない薬剤師さんに対しては「この人は言うことを聞いてくれないワガママな人だ」と判断して露骨に手を抜いてきたりします。

スキルがないキャリアコンサルタントは、希望を伝えると「はい、そうですね!ではご希望通りの求人情報をご紹介します!」と返事は良いのですが、いざ紹介された求人を見てみると希望と全く違うものばかりだったり、薬剤師さんから質問をしても返答が見当違いだったりして、話が一向に進みません。

せっかく紹介会社を利用しても、キャリアコンサルタントがこれでは好条件の転職先に巡りあうことは難しいですから、こういう担当にあたってしまったらすぐに利用する紹介会社を変更し、やる気とスキルのあるキャリアコンサルタントを見つけて後悔のない転職活動にしましょう。

難易度の高い東京での好条件での内定獲得の鍵はキャリアコンサルタントのやる気とスキル。妥協を勧めてきたり、返事だけは威勢のよいキャリアコンサルタントは見限って、やる気もスキルもあるキャリアコンサルタントを見つけましょう!

地方の薬局は給与が高いと聞くけど…

実際のところ、薬剤師さんの場合は東京や大阪などの大都市よりも地方で給与が高めになる傾向があります

そのせいか、薬剤師さんの中には、北国や離島など不便な地方に行けば行くほど給与が高額になるというイメージを持つ方もいますが、そう単純ではありません。ものすごく田舎なのに給与が安いというようなことは珍しくないのです。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

これを理解するためには、まず、なぜ地方だと薬剤師さんの給与が高くなるのかということを考える必要があります。基本的に、需要に対して供給が少ない状況、つまりその地域に必要な薬剤師さんの数に対して実際に働く薬剤師さんの数が少ない場合に薬剤師さんの給与が高くなりますので、ものすごく田舎で薬剤師さんが少なくても、患者さんや薬局も少なくて需要と供給のバランスがとれていれば給与は高くなりません。逆に言えば、そこまで田舎でなくとも、エアポケット的に需給のバランスが崩れている地域であれば高年収が期待できるわけです。

実際、大都市近郊である関東地方や近畿地方にもそのような地域が複数あり、そう経験豊富とも言えない薬剤師さんに驚くような高額年収が提示されています。高年収を得るために、必ずしも山奥や離島に行く必要はなく、意外なほど近くで年収アップができることもあるのです。

しかし、私の経験上、需給バランスが崩れている地域というのは地方や県といったような大きな単位で存在するのではなく、市や町などのもっと小さな単位で存在する場合が多いですし、その時々で地域の需給バランスが変化するため、薬剤師さん自身が公式な統計データなどのオープンな情報から高年収地域を見分けることは難しいでしょう。

そこで、私達キャリアコンサルタントの出番というわけです。

キャリアコンサルタントは広域にわたって継続的に薬剤師さんの求人を扱っているため、今どのあたりのエリアで需給バランスが崩れていて、どのくらいの年収が出るのかということを把握しています。現在のお住まいから通勤可能な範囲はもちろん、「年収は上げたいけど寒い地域や生活に不便な地域は避けたい」「年収は上げたいけど実家の○○市まで一時間程度で行ける場所で働きたい」「平日はともかく休みの日は東京で遊びたいから都心まで1時間半くらいで行けてできるだけ高年収がよい」など、その方のご希望や生活面での条件に合わせて高年収の求人をご案内できると思います。

一度、近隣の情報収集をしてみるのも面白いかもしれません。

薬剤師の給与水準は、大都市よりも地方で高くなる傾向にあります。しかし、需給のギャップは地方や県という単位ではなく、市区町村単位でも存在するので、首都圏であっても高額の案件は存在します。ファーマキャリアではそういった地域を把握した上で、条件アップのための求人提案をいたします。