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薬剤師求人サイトの求人数の謎

「どのエージェントよりも求人数が多い」と掲げ、自社のアピールポイントにしている人材紹介会社や転職エージェントは実に多く存在します。ではここでいう「求人数」は一体どのように算出し、何を意味しているのでしょうか。

求人数に着目する意味はない

薬剤師の求人サイトや転職エージェントを比較する場合に「求人数」に着目する人も多いですが、実は薬剤師の転職において「求人数」に着目するのはあまり意味がありません。求人サイトによっては5万件や10万件と書かれているケースもありますが、コンビニよりも多いと批判されている調剤薬局の数も最新の衛生行政報告例の概況では58,326施設とされています。【出典:「平成27年度衛生行政報告例の概況厚生労働省)」】もちろん全ての薬局で薬剤師を募集しているわけではありません。病院においては、平成28年度1月時点で8471施設ありますが中にはそもそも薬剤師を配置していない病院があることに加え、求人募集をしていない施設もあるため、全体の施設数よりは雇用数が限られます。【出典:「平成281月末概数 医療施設動態調査(厚生労働省)では数万件とされる求人数はどのように算出しているのでしょうか。考えられるのは以下のパターンです。

【求人数の算出方法】

1.そもそも複数のエージェントの求人を掲載しているために、ほとんどの求人は実際には同じ事業所の求人で、重複してカウントしている。

2.以前掲載した求人をそのまま掲載し続けている。

3.正社員でもパートでも派遣でも欲しいといった場合や、パートでシフトが違う場合でも全て別々に求人を作成している。

以上のことを考えると、各人材紹介会社や転職エージェントが掲げる求人数には、あまり意味がないことがわかります。

求人数で転職エージェントの質は判断できない

そもそも、薬剤師の転職において「求人」という概念はあまり有効ではありません。薬剤師の場合には、ホワイトカラーのように求人サイトで求人を探してきて転職するということは少なく、専任のコンサルタントがついて薬剤師を必要としている事業所を探します。今どの事業所が薬剤師をどの程度必要としているか日々刻々と変わる上、提示できる条件も働き方によって大きく異なるので、いくら「求人」があっても本当に良い仕事を見つけるためには個別に確認していく必要があるのです。

ファーマキャリアでは、希望されるエリアが狭い場合には該当するエリア全ての事業所の最新情報を確認し、希望するエリアが広くて該当する事業所が数千件ある場合には担当のコンサルタントが過去の経験・知識に基いてマッチする可能性のある薬局・病院をリストアップした上で、個別に交渉します。ここで良い条件を引き出すために必要なのは、個々の求職者に合う薬局・病院をリストアップするための経験・知識と交渉力であって、「求人数」ではないのです。特に事業所の多い首都圏では重要になります。(参考:「東京で給与を上げるにはどうすればいいのか」)

もちろん既存の求人が多く存在すること自体は悪いことではありません。しかし、求人数が多いことを一番のアピールとしている求人サイトや転職エージェントはコンサルタントの質にはこだわっていないかもしれません。もし、今相談しているコンサルタントに疑問を感じたら、ぜひファーマキャリアまでご相談ください。