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薬剤師の処方科目別働くメリット 内科編

調剤薬局は、店舗の立地によって応需する処方箋の種類が異なります。内科の処方箋を応需する店舗で働く場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

一番のメリットは幅広い知識を学べること

内科の処方箋を扱う調剤薬局で働くメリットとして以下が挙げられます。

 

・医薬品に関する幅広い知識を身に付けることができる

・在宅医療に携わることができる

・患者さんとコミュニケーションがとりやすい

・調剤未経験の方にとっては他の科目と比べて勉強になることが多い

・転職のチャンスが広がりやすい

 

一番のメリットは「医薬品に関する幅広い知識を身に付けられる」ことです。内科は他の科目と比べると扱う薬の種類が多いため、副作用や相互作用などに関する幅広い知識を付けるのに適切です。特に大学病院の門前薬局の場合は、最新の治療方法や治療薬にも触れる機会が多いため、スキルアップを求める方にとっては最適な環境でしょう。

そして、内科の処方箋を取り扱っている場合、在宅医療の参入もしやすいため、在宅医療に携さわれる可能性もあります。

慢性疾患の患者さんが多く、コミュニケーションが取りやすい

内科に通う患者さんは高血圧など、慢性疾患を抱えている方が多くいらっしゃるため、皆さん定期的に来局します。薬剤師からすると、定期的に来局する患者さんとは日常会話をする機会が多くなるため、会話の中でどんな症状で薬が出ているかなど、個人的な質問をしやすく、コミュニケーションを活発にとることができます。一方、皮膚科や眼科などは数回の来局で終わってしまうことが比較的多いため、患者さんの症状や生活環境を細かく把握することは難しいでしょう。患者さんと信頼関係を築くことは根気が必要であることを考えると、話す機会が多い方が、信頼関係を築くチャンスに恵まれるのではないと考えます。

 

【口コミ】都内の調剤薬局に勤めるK.Fさん

私が勤めている店舗は内科メインのクリニックの近くにあります。8割が内科の処方箋であるうえ、近隣に小児科がないため、お子様の薬を出すこともあります。患者さんは年配の方やお子様連れの女性が多いため、1カ月に1回は来局してくださいます。やはり、顔を合わせる機会が多いと、「今日は雨になってしまいましたね」「お子さまのご病気はいかがですか?」など話しかける話題に尽きないので、コミュニケーションをとりやすい気がします。

コミュニケーションが取れると、薬の飲み合わせの確認などがしやすく、服薬指導に関しても丁寧にできるので、本当に助かります。たまにヘルプで皮膚科や耳鼻科のクリニック門前の店舗にいくことがあるのですが、大体の患者さんが1年に数回程度の来局頻度なので、コミュニケーションを活発に取ることは難しくなってしまいますね。また、「あの言い方で大丈夫だったのだろうか」「あの薬は効いたのだろうか」と言った振り返りができないことも残念だなと思います。

調剤未経験の方にとっては

出典:平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況 「主たる診療科別にみた医師数」より著者作成

前述にもありますが、内科では眼科や皮膚科等他の科目と比べると、よく耳にする症状の薬が処方されるため、様々な薬の知識が身に付きます。したがって、調剤の経験がない方にとっては、内科の処方箋を応需する薬局でキャリアをスタートするのはおススメです。

また、内科の処方箋の経験をしておくと、転職の際に“つぶしがきく”という側面もあります。全国的にみると、内科医の割合は61,317人(20.7%)と一番多いため、転職の際でも多くの薬局が転職先の候補として上がる可能性があるのです。入社を考える際は、長い目で自身のキャリアを考えてみてください。自分の可能性を広げるためにも、早い段階のうちに様々な知識を付けておくのは良いことでしょう。