
2017年度調剤薬局売上ランキング
2017年度の調剤薬局売上ランキングを発表します。本年度は多くの企業で増収益がみられました。それでは各社の動向についてみていきましょう。
企業名 | 全体売上高 | 調剤薬局事業売上 | |
---|---|---|---|
1 | アインHD | 2481億10百万(+5.6%) | 2218億01百万(+5.1%) |
2 | 日本調剤 | 2234億68百万(+1.9%) | 1893億27百万(-0.8%) |
3 | クオール | 1315億02百万(+5.2%) | 1205億96百万(+4.6%) |
4 | 総合メディカル | 1222億16百万(+1.2%) | 958億31百万(-0.1%) |
5 | トーカイ | 1045億72百万(-0.9%) | 407億08百万(-6%) |
6 | メディカルシステムネットワーク | 888億65百万(+1.3%) | 816億50百万(-0.4%) |
7 | ファーマライズHD*1 | 485億11百万 | 423億46百万 |
8 | ファルコHD | 459億71百万(-5.7%) | 181億25百万(-9.8%) |
9 | メディカル一光 | 294億89百万(+0.6%) | 220億27百万(-6%) |
特別掲載 | スズケンHD | 21269億93百万(-4.5 %) | 977億86百万(-5.2%) |
特別掲載 | 東邦HD | 12310億46百万(-5.9%) | 958億07百万(-4.2%) |
特別掲載 | アイセイ薬局*2 | 607億 | 不明 |
アインHD
全国に115店舗を展開する(株)葵調剤薬局をはじめとしたM&Aや都市型ドラッグストアの推進等により、企業全体の売上高は前年比+5.6%の2481億10百万円となりました。
医療事業の売上は前年比+5.1%の2218億01百万となり、薬局の店舗数は全国で1066店舗まで拡大しています。
日本調剤
企業全体の売上高としては前年比+1.9%の2234億68百万円となったものの、C型肝炎治療薬の薬価大幅値下げ、診療報酬改定の影響による処方箋応需枚数の減少により、調剤薬局事業における売上高は1893億27百万円と前年比-0.8%という結果となりました。
総店舗数は日本初の調剤薬局である(合)水野の買収、新規出等により557店舗となり、そのうち95.1%は在宅医療の実施店舗です。これは業界内で比べても高い水準であり、かかりつけ薬局、薬剤師としての存在感をアピールする形となっています。
クオール
企業全体の売上高は前年比+5.2%の1315億02百万、営業利益は+1.8%の68億65百万(経常70億65百万、+1.8%)と全体的にプラス評価となりました。保険薬局事業部においては、新店および新規取得の子会社による売上が寄与した結果、前年比+4.6%の1205億96百万の売上高となりました。ただし、営業利益に関しては、診療報報酬改定による薬剤科単価、技術料単価の減少で前年比-8.2%という結果でした。なお店舗数はグループ全体で696店舗です。
総合メディカル
医療支援部門のコンサル部門、レンタル部門による売上高の増加により、前年比+1.2%の1222 億16百万の売上高となりました。収益面については+2.6%増となり、過去最高益を更新しました。
薬局部門の売り上げは、東日本390億84百万円(前年比+8.3%)、西日本262億08百万円(前年比-0.8%)、九州305億39百万円(前年比-9.7%)、合計958億31百万円(前年比-01.%)でした。薬価改定、C型肝炎治療薬の処方箋枚数の減少もありましたが、前年比-0.1%にとどめています。店舗数に関しては、みよの台薬局グループ等のM&Aにより674店舗となりました。
トーカイ
トーカイは、たんぽぽ薬局として124店舗展開しています。調剤サービス売上高は診療報酬改定等の影響に伴い、407億08百万円(前年比-6%)でした。営業利益に関しては、前年比-20%の30億60百万円という結果となっています。
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